技術経営(MOT)分科会
平成13年の例会
◆第58回「技術経営(MOT)分科会」(12月例会)◆
日 時 平成13年12月21日(金)午後5時30分〜8時30分
場 所 財団法人 日本規格協会
テ ー マ 「環境経営を見る眼−IAMOT会議(ローザンヌ)で考える」
講 師 里深 文彦 氏(武蔵野女子大学 教授)IAMOT会議(International Association for MOT)が発足して、10年をむかえたのを記念して、本年3月、世界のMOTの研究者がローザンヌに集まり、「MOTの10年」を回顧、21世紀のMOTの方向を模索した。「経済の失敗」から学び、「環境経営」を軸に新しい戦略を考えようというのが、その結論である。
◆第57回「技術経営(MOT)分科会」(11月例会)◆
日 時 平成13年11月16日(金)午後5時30分〜8時30分
場 所 財団法人 日本規格協会
テ ー マ 「移動通信サービスの動向を技術経営の視点で考える」
講 師 山田 肇 氏(国際大学グローバルコミュニケーションセンター教授)今秋、第三世代システムの商用サービスが開始された。一方で、インターネット系の無線LANの利用者が急増の傾向にある。移動通信サービスは大きな転換期にあるが、長期的にはどの方向に向かうのだろうか。技術経営の視点で分析してみよう。
◆第56回「技術経営(MOT)分科会」(9月例会)◆
日 時 平成13年9月21日(金)午後6時〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
テ ー マ 「研究開発成果を最大化するためのバランススコアカード
(組織のマネジメント指標)」
講 師 服部 健一 氏(ベイン&カンパニー プリンシパル)経営学において、組織のパフォーマンスを最大化するためにバランススコアカードというマネジメントツールがある。研究開発部門においては、その活動内容の複雑さから、あまり検討されていなかった。今回4分野29項目からなる評価指標を設定し、約60社に対する企業へのアンケートを行い、その結果と客観指標(利益率、公開特許数など)との相関を統計的に解析することにより、どのマネジメント指標が効果的なのかを明らかにすることができた。今回は、その内容に関して以下のような構成で紹介する。
・研究開発におけるバランススコアカードとは
・アンケート結果
・重要性に関する日米企業の相違点
・統計解析の方法と結果
・7つのキーとなるマネジメント指標
・研究開発の特性とキー・マネジメント指標との関連性
講 師 桑原 輝隆 氏(文部科学省 科学技術政策研究所 科学技術動向研究センター長)本年の科学技術行政体制の一新以来、政策形成のプロセスが大きく変わり、これに基づいて従来にない新政策の立案等も行われるようになってきている。このような政策立案の支援の一環として実施されている技術予測調査の最新結果、科学技術動向研究センターの活動の概要、総合科学技術会議、文部科学省における最近の政策動向等について紹介する。
◆第54回「技術経営(MOT)分科会」(6月例会)◆
日 時 平成13年6月15日(金)午後5時30分〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
テ ー マ 「新事業立上げにおけるMOTセオリーの応用と実践」
・S字カーブ
・アライアンスマトリックスの応用
・ラデイカル・イノベーションとインクリメンタル・イノベーションの中間地帯
・商品コンセプト創出に専念するインキュベーション会社の設立
・テーラメード・ベンチャー企業の設立の応用の試み
◆第53回「技術経営(MOT)分科会」(5月例会)◆
日 時 平成13年5月18日(金)午後5時30分〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
テ ー マ 「技術経営(MOT)に関する最近のトピックス」
最近、MOTも各方面で関心を持たれ、話題も多くなりました。今回は参加者各位から最近のトピックスをご紹介いただくことにしたいと思います。 はじめに下記の二人に話題提供していただき、続いて今後のMOT分科会の活動方針等についても議論したいと思いますので、多数ご参加下さい。
話題提供 丹羽 清 氏(東京大学大学院総合文化研究科 教授)
1. 日本企業におけるMOT研修の最近の動き
2. 国のR&Dプロジェクトの評価の状況 ─評価委員の経験から─
3. 新製品開発への創造的認知科学の応用の試み
話題提供 亀岡 秋男 氏(北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科 教授)
1. ヨーロッパにおけるMOT教育・研修の動向
2. 産業技術競争力に関する最近の調査研究動向
3. 技術経営(MOT)教育プログラム開発
─放送大学「イノベーション経営」の経験から─
◆第52回「技術経営(MOT)分科会」(4月例会)◆
日 時 平成13年4月20日(金)午後5時30分〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
生産性本部が経済産業省・NEDOの支援で、フィジビリテーの調査を行い、その結果を受けて、日本の技術経営力向上拠点として、7月18日に、非政府非営利組織として標記センターを設立することになった旨の説明と、ご協力・支援のお願いをする。
テーマ2 「企業間の分業構造、製品構造と電子商取引システム」
講 師 安部 忠彦 氏(株式会社富士通総研 経済研究所 主任研究員)
具体的には自動車産業、パソコン産業を例として、上記の企業間構造、製品構造に適したE−コマース・システムを考える。その方向として、市場構造に使うよりも協業(コラボレーション)に使う方法を提案する。日本の強み、弱みを踏まえ、これらとE−コマース・システムの最適な組み合わせを探る。
◆第51回「技術経営(MOT)分科会」(3月例会)◆
日 時 平成13年3月16日(金)午後6時〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
テ ー マ 「経営品質とベンチマーキング」
講 師 鵜野沢 達夫 氏(財団法人社会経済生産性本部/1.経営品質活動の背景
2.マルコム・ボルドリッジ賞と日本経営品質賞
3.経営品質とベンチマーキング
4.受賞企業のベストプラクティス
5.成功要因
講 師 坂倉 省吾(財団法人日本規格協会 理事長)イギリスをはじめ、欧州各国では技術経営(MOT)の革新がケンブリッジ大学をはじめ、各大学で盛んになっている。米国は、言うに及ばず、最近は、シンガポールなどアジア諸国にも急速に浸透している。今回は、最近の現地調査を紹介し、今後の日本の課題と対応について議論する。
◆第49回「技術経営(MOT)分科会」(1月例会)◆
日 時 平成13年1月19日(金)午後6時〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
テ ー マ 「今後の日本の産業技術政策─次期科学技術基本計画を踏まえて─」
講 師 永松 荘一 氏(通商産業省工業技術院 企画調査課長)今回、新しく答申された「次期科学技術基本計画」(12月26日)を踏まえ、今後のわが国の産業技術政策について述べる。