技術経営(MOT)分科会
平成14年の例会
◆第69回「技術経営(MOT)分科会」(12月例会)◆
日 時 平成14年12月20日(金)午後5時30分〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
テ ー マ 「国際標準化を巡っての話題」
1995年のWTO/TBT協定発効以来、国際標準の国際社会、国際貿易における位置付けは大きく変わった。国際標準化3機関の一つであるInternational Electrotechnical Commission(IEC:国際電気標準会議)を例にとって国際標準化機関の現状と我が国の国際標準化活動を紹介する。更に、日本の今後のあり方についての問題提起を行いたい。
講 師 高柳 誠一 氏
(IEC会長、株式会社東芝技術顧問[元副社長]、イビデン株式会社取締役)
◆第68回「技術経営(MOT)分科会」(11月例会)◆
日 時 平成14年11月15日(金)午後6時〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
テ ー マ 「知的資産における技術革新資産の分析」
企業の価値評価の基軸が土地、建物、設備といった有形資産から技術力、ブランドなどの無形資産に変わる中、将来の企業の成長力、収益力を示す技術革新に関する知的資産の構造を分析する。
講 師 藤末 健三 氏(東京大学工学部総合研究機構 助教授)
◆第67回「技術経営(MOT)分科会」(10月例会)◆
日 時 平成14年10月18日(金)午後6時〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
テ ー マ 「ケースから見たイノベーションの
ダイナミック・メカニズムと我が国の問題点」
報告者は、競争力とイノベーションの関係の具体的な調査から始まって、これらのケースを元にイノベーションの分類とイノベーションのダイナミック・プロセスを考察し、こうした知見に基づいて、とくに米国との比較から我が国のイノベーション・システムの問題点をまとめるに至った。この一連の作業の概略を議論の材料として紹介したい。
講 師 原 陽一郎 氏(株式会社東レ経営研究所 研究主幹)
◆第66回「技術経営(MOT)分科会」(9月例会)◆
日 時 平成14年9月20日(金)午後5時30分〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
テ ー マ 「技術経済力」の知識構造─日米欧3極比較調査結果を素材として─
1999年の3極比較調査(MIT[米]、ISI[欧]、NISTEP[日])の結果を素材として、我が国の企業が直面している技術経営課題を抽出する。そして、その背景をなす「知的断絶」に着目し、その克服のための「知のマネジメント」のあり方について考える。いわば、春のシンポジウム“デスバレー(死の谷)を越えて”の続編とお考え下さい。
講 師 平澤 冷 氏(政策研究大学院大学 教授)
◆第65回「技術経営(MOT)分科会」(7月例会)◆
日 時 平成14年7月19日(金)午後5時30分〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
テ ー マ 「日本のナノテクノロジーの産業競争力強化について」
日本の産業空洞化が危惧されるなかで、ナノテクノロジーはこれを補う重要な技術革新の原動力であり期待も大きい。しかしながら、企業の立場では、その展開方法は従来と大きく異なり、新しい体制が必要となる。
講 師 池澤 直樹 氏
(株式会社野村総合研究所 チーフ・インダストリー・スペシャリスト)
◆第64回「技術経営(MOT)分科会」(6月例会)◆
日 時 平成14年6月21日(金)午後5時30分〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
テ ー マ 「日本企業の特許戦略 ―サーベイデータによる戦略パフォーマンスの分析―」
プロパテント政策の潮流を背景として、企業は経営資源としての知的財産権の重要性を再認識し、競争優位の源泉として活用するべく戦略の見直しを図りつつある。しかるに全社的な経営戦略の一環としての知的財産マネジメントの機能を明らかにしようとする研究は、依然として未開拓の領域にある。本講演では、日本企業の知的財産部門を対象として実施した質問票調査に基づくデータの分析結果から、どのような特許戦略のパターンが戦略目標の達成に寄与しているのかに関するファインディングスを中心に報告する。
講 師 永田 晃也 氏(北陸先端科学技術大学院大学・知識科学研究科 助教授)
◆第63回「技術経営(MOT)分科会」(5月例会)◆
日 時 平成14年5月24日(金)午後5時30分〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
テ ー マ 「R&D組織における業績評価指標
─『企業文化の伝承』と『技術投資成果の共有』を目指して─」
製造業において継続的イノベーションを生み出すための最重要経営課題を、「企業文化(風土・価値観・行動規範)の伝承」と「R&Dの革新」と定義し、本課題を解く為に有効な「イノベーションインデックス」という評価指標の考え方を紹介する。
※本発表内容は、4月15日にダイヤモンド社から新創刊されました「リーダーシップストラテジー」誌に掲載されております。
講 師 原田 裕介 氏(アーサー・D・リトル社 シニアマネジャー)
◆第62回「技術経営(MOT)分科会」(4月例会)◆
日 時 平成14年4月19日(金)午後5時30分〜8時30分
場 所 財団法人 社会経済生産性本部
テ ー マ 「日本の情報サービス産業の競争力強化にむけて
─ソフトウエア産業における研究開発実態を中心に─」
90年代の日本において製造業が停滞し、新たな牽引産業が求められている。同時に近年先進国においては、知識型産業の重要性が指摘されている。今後の日本を牽引し、かつ求められる知識型産業の代表として、情報サービス産業が考えられる。しかし、ソフトウエア産業を中心に、日本の情報サービス産業の国際競争力は高いとは言いがたい。この産業を強化するためにどうすべきかを、ソフトウエア産業における研究開発活動の分析を基に考える。
講 師 安部 忠彦 氏(株式会社富士通総研 経済研究所 主任研究員)
◆第61回「技術経営(MOT)分科会」(3月例会)◆
日 時 平成14年3月22日(金)午後5時30分〜8時30分
場 所 財団法人 日本規格協会
テ ー マ 「後が無い製造業3つの攻めの経営」
日本の製造業は国内低成長、海外大競争という経営環境にあって、リストラに次ぐリストラを重ねています。このままでは、製造業の気力、体力ともに衰退の一途をたどります。そろそろ攻めに転じなくてはなりません。勝つための3つの攻め方と、その中であるべき研究開発の姿を提案します。
講 師 水島 温夫 氏(株式会社三菱総合研究所 客員研究員)
◆第60回「技術経営(MOT)分科会」(2月例会)◆
日 時 平成14年2月22日(金)午後5時30分〜8時30分
場 所 財団法人 日本規格協会
テ ー マ 「日本企業の産業競争力と技術戦略策定の意義」
21世紀は、技術を生かした事業構想力競争の時代である。しかも、産業革命勃発の兆候も見えており、産業構造激変が予想される。にもかかわらず、日本企業の多くはイノベーション創出を避け、従来型技術マネジメントを続けている。このままでは、縮小再生産の道を歩み、「宮大工」になりかねまい。技術マネジメントの刷新は日本企業の緊要の課題といえよう。
講 師 小久保 厚郎 氏[アーサー・D・リトル(ジャパン)株式会社
シニアアドバイザー(技術とイノベーション分野)
RandDマネジメント・ドット・コム主宰
(http://www.randdmanagement.com/)]
◆第59回「技術経営(MOT)分科会」(1月例会)◆
日 時 平成13年1月18日(金)午後6時〜8時30分
場 所 財団法人 日本規格協会
テ ー マ 「京浜地区における新産業創出への取り組み」
京浜工業地区の再活性化に向けて、ITやバイオ等の新産業創出の構想から計画・実践にいたるこれまでのプロセスの概況および現在の展開情況について述べる。
講 師 金子 延康 氏(横浜市企画局 IT等地域活性化推進担当課長)