第26回シンポジウム

日本産業再興のための戦略的な技術経営
― 危機を乗り越え、新興国市場展開とエマージング産業創出へ ―


第26回シンポジウムは終了いたしました。
講演要旨集にはまだ残部がございますので、購入希望の方は
学会事務局へお申し込み下さい(1部 4,000円、全62頁)。


日 時  平成23年7月23日(土)13:00〜19:30
場 所 政策研究大学院大学(1階 想海楼ホール)
  〒106-8677 東京都港区六本木7-22-1
案内図につきましては、
http://www.grips.ac.jp/jp/about/access.html
からご参照いただけます。

後 援 IEEE Technology Management Council Japan Chapter

開催趣旨

 このたびの東日本大震災により、犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された皆様、並びにご家族の方々に対しまして心よりお見舞い申し上げます。

 この大震災により、我が国の社会や産業は甚大な被害をこうむりました。特に東日本においては、サプライチェーンの破綻や予想される電力不足のために、今後の産業復興も大きな困難が予想されます。我が国がこの危機をどのように乗り越えて行くかは、今後の極めて大きな課題です。一方で、我が国においては従来よりアジア・中南米・東欧などの新興国の成長市場を積極的に開拓し事業展開を図っている企業が多く見られます。今後、我が国が大震災からの復興を図る中で、東北地方はじめ地域経済の創造的再興ともに新興国進出を含むグローバル展開がますます必要となりましょう。その一方で、次代を担う新たな産業−エマージング産業*の出現も大いに期待したいところです。

 本シンポジウムでは、「危機を乗り越え、新興国市場展開とエマージング産業創出へ」を主題に置き、我が国の産業再生のための戦略的な経営展開に関する基調講演をいただき、また東北地方の創造的復興や、新たな市場や産業を見据えて積極的な事業展開を図っている方々、新たなサプライチェーン構築やエネルギー・マネジメントに尽力されている方々にご登壇いただいて、危機克服のための戦略立案手法、新興国市場を見据えた現地でのアライアンスも含めた戦略、エマージング産業の展望等について特別講演をしていただきます。さらにパネルディスカッションでは、「震災復興後のパラダイム変換は可能か」と言う課題について、それぞれの観点から今般の危機を克服する積極的な技術経営への課題について討論いたします。今後の我が国の明るい産業の新展開が垣間見える技術経営の新たな視点を提供できる機会としたいと考えております。

* エマージング産業: 経済全体よりも早く成長する全く新しいあるいは再構築された産業分野。顧客の変化への期待、新技術の隆盛、新たな経済社会的条件の生起等により出現する。(BusinessDicitionary.comより)

プログラム

12:30 開 場
13:00 開会の挨拶
池島 政広 研究・技術計画学会 会長
13:10 シンポジウムの趣旨
小林 直人 本シンポジウム実行委員長
13:20 基調講演 「日産における技術開発と電気自動車」
山下 光彦 日産自動車株式会社 副社長
14:10 特別講演 「東日本大震災からの復興と新産業創造」
熊谷  巧 東北イノベーションキャピタル株式会社 社長
特別講演 「危機を乗り越え、イノベーションを」
國井 秀子 リコーITソリューションズ株式会社 会長
特別講演 「日本産業再興のための戦略的な技術経営:大震災を教訓にサプライチェーン・マネジメント強化」
圓川 隆夫 東京工業大学大学院社会理工学研究科 教授
特別講演 「近未来におけるスマートグリッドのインパクト」
塚本 幸辰 三菱電機株式会社系統変電システム製作所 電気流通プロジェクトG サブグループリーダー
16:10 休憩
16:25 パネル討論 「震災復興後のパラダイム変換は可能か」
 モデレータ 久野美和子 埼玉大学 特命教授,株式会社常陽産業研究所 顧問
 パネリスト
熊谷 巧,國井 秀子,圓川 隆夫,塚本 幸辰
18:00 懇親会 (同フロアで開催、19:30頃終了予定です。参加費無料ですが、懇親会のみの参加はご遠慮ください。)



第26回シンポジウム実行委員
実行委員長 小林 直人 早稲田大学
実行委員 久野美和子 埼玉大学
小坂 満隆 北陸先端科学技術大学院大学
隅藏 康一 政策研究大学院大学准教授
谷川  徹 九州大学



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 第20回シンポジウム(第21回FMES・研連シンポジウムと共同開催)
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