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第27回シンポジウム

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第27回シンポジウム

科学技術・人財・グローバル経営(融合)戦略
─ 我々は今どのようなパラダイム変換の中にいるのか、時代認識と対応 ―

第27回シンポジウムは終了いたしました。
講演要旨集にはまだ残部がございますので、購入希望の方は
学会事務局へお申し込み下さい(1部 4,000円、全96頁)。

日 時 平成24年7月6日(金)
13:30~19:30(シンポジウム)
19:30~20:30(懇親会)
主 催 研究・技術計画学会
共 催 早稲田大学グリーン・コンピューティング・システム研究開発機構
早稲田大学研究戦略センター
後 援 産学連携学会
協 賛 IEEE Technology Management Council Japan Chapter
場 所 早稲田大学 グリーン・コンピューティング・システム研究開発センター
〒162-0042 東京都新宿区早稲田町27
案内図につきましては、
http://www.kikou.waseda.ac.jp/gcs/contact/index.html
からご参照いただけます。
※ 東西線早稲田駅の2番出口を出て、右手側の横断歩道を渡り、
「国境なき医師団」の看板があるビルの隣です。

開催趣旨

10年後の人々が現在を振り返るならば、現在の我々は、身をもって大きなパラダイム変換を体験しているものと評されるであろう。このパラダイム変換が生じた理由は、主として以下の3つである。

第一に、未曽有の事態である3.11の東日本大震災後、産業界では「サプライチェーンの再構築」や「エネルギー対策」、地域社会では、「安全・安心な社会」への関心の高まり、「繋がり力・絆の重視」等、あらゆる価値観が見直されたこと。

第二に、新興国である東南アジアに市場的な魅力が出てきており、そのポジショニングが変化している。日本の企業は、グローバル経済社会の中で海外戦略を強化し、その存在をいかに持続し・発展していくか、見直しと対応が求められていること。

第三に、喫緊の課題として、欧州の金融危機など、経済情勢の世界的バランスが変わってきている中で、日本国内では円高が続き、空洞化が懸念されている。大手電機はデジタル家電の損失が続く中、輸入部品の活用を加速せざるを得ない状況となっている。また、海外展開を積極的に展開する一方で、国内では競争力をもつ先端製品等、新たな新産業創出が必須となっていること、等である。

そのようなパラダイム変換に直面して、今までの価値観や仕組みでは生き延びていけないということを国や地方自治体、各企業、各大学が真剣に必死に考え始めたのが、最近の情勢である。

大学や国・企業等の研究所等はこの激変の時代にあって、新たなイノベーションを興し、社会的な課題を解決し、経済・産業・社会の革新・進化を実現するために大きな責任を負っているが、もはや1分野からの視点のみでは難しく、科学技術と人文科学・社会科学との両輪、融合化・総合力が重要である。また、研究開発~事業化までの全体戦略も必要である。このような情勢の中、知恵を絞って新しい戦略を立案し、先行的な動きを始めているいくつかの企業や大学、グループがある。

今回のシンポジウムでは、産学官のダイナミックな変革の動きを捉えて、今後の 学術とビジネスのあり方、連携・融合を考えてみたい。そこで、「経営戦略」、「科学技術研究戦略」、「人財戦略」という観点から、次の時代を見据えて他に先んじた取り組みを行っておられる方々にご講演をいただき、パネルディスカッションでは、このようなダイナミックな変革の中で個人・企業・大学・グループがいかにチャンスをつかむか、というテーマについて議論する。

また、上記のテーマをさらに展開させて、将来のサステイナブル社会に向けた指針を議論するため、早稲田大学のグリーン・コンピューティング・システム研究機構並びに研究戦略センターと共催で開催する運びとなった。

プログラム

13:00 開場・受付開始
13:30 開会の挨拶
原 陽一郎 研究・技術計画学会 会長
13:35 シンポジウムの趣旨
久野美和子 本シンポジウム実行委員長
13:40 基調講演 「東レの研究・技術開発戦略」
阿部 晃一 東レ株式会社 専務取締役
水処理・環境事業本部・知的財産部門・情報システム部門統括 技術センター所長
14:40 講  演 「大転換の時代、科学技術の役割と責任」
有本 建男 独立行政法人科学技術振興機構〈JST〉社会技術研究開発センター センター長
兼 研究開発戦略センター 副センター長
15:25 休  憩
15:35 講  演 「社会的課題に応える科学技術研究戦略:真にグローバルな視点に立ち、基礎研究と応用イノベーションの統合を目指せ
中辻 憲夫 京都大学教授・物質-細胞統合システム拠点〈WPI‐iCeMS〉拠点長
ベンチャー企業 株式会社リプロセル 創業者
16:20 講  演 「グローバル人財育成・活用戦略」
菅原 明彦 株式会社日立製作所 理事 グローバル人財本部 副本部長
兼 ビジネスパートナリング部長
兼 J1柏レイソル 取締役
17:05 休憩
17:20 パネル討論 「変化の中でいかにチャンスをつかむか」
 パネリスト 菅原 明彦 株式会社日立製作所 理事 グローバル人財本部 副本部長
岡本  毅 岡本硝子株式会社 代表取締役社長
芦田 耕一 株式会社ファストトラックイニシアティブ 取締役
持丸 正明 独立行政法人産業技術総合研究所 デジタルヒューマン工学研究センター センター長
サービス工学研究センター センター長
東條 吉朗 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構〈NEDO〉総務企画部長
 モデレータ 澤谷由里子 独立行政法人科学技術振興機構〈JST〉社会技術研究開発センター フェロー
19:20 閉会の挨拶
松島 裕一 早稲田大学 グリーン・コンピューティング・システム研究機構長
19:30 懇親会

 

第27回シンポジウム実行委員
実行委員長 久野美和子 埼玉大学
実行委員 小林 直人 早稲田大学
澤谷由里子 科学技術振興機構
隅藏 康一 政策研究大学院大学
仙石慎太郎 京都大学
林   聖子 日本立地センター

第27回年次学術大会

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1.開催日: 平成24年10月27日(土)~ 10月28日(日)

2.会 場: 一橋大学 国立西キャンパス(東京都国立市中2-1) 本館,第1講義棟,第2講義棟

3.プログラム予定

10月27日(土)
10:00~18:15
会長講演(原陽一郎 会長)
公開企画セッション,公開シンポジウム
一般講演
18:30~20:30
懇親会(一橋大学 佐野書院
10月28日(日)
9:30~18:00
一般講演,業務委員会企画セッション

4.参加登録の申込み方法等

 研究発表会、懇親会につきましては、参加申込用紙 [Word版] [PDF版] に必要事項を記入して、学会事務局宛にお送りください。
申込受理通知はお出しいたしません。必要であれば参加費等の請求書をお送りいたします。一般講演発表者も参加登録は必要です。必ずお申し込みください。

申込締切  10月17日(水)必着
申込先   〒135-8473 東京都江東区深川2-6-11
富岡橋ビル4F (財)未来工学研究所 気付
研究・技術計画学会 事務局
TEL/FAX: 03-5620-0577
E-mail: office@jssprm.jp

5.参加費等

参加登録費[講演要旨集CD-ROM代込み]

正会員
8,000円
学生会員
4,000円
非会員(一般)
12,000円
非会員(学生)
6,000円

懇親会[10月27日(土)18:30~] 参加費 5,000円

「グループ会員準登録者」および「法人会員準登録者」につきましても、正会員と同等に参加登録費 8,000円(学生でグループ会員準登録者の場合には 4,000円)でご参加いただけます。学生会員、非会員学生の対象者に、社会人学生は含みません。

 

6.参加費の納入方法

次のうちのいずれかでお願いします。

(1) 事前に郵便振替による
00160‐4‐70197 研究・技術計画学会

(2) 事前に銀行振込による
三井住友銀行渋谷駅前支店 普通 0206284 研究技術計画学会

(3) 当日会場受付で支払う

 

7.昼食について

年次学術大会開催期間中、生協はお休みです。
パンのショップのみ、27日(土)の11:30~14:00まで営業しています。
昼食は国立駅周辺でお取りください。

第27回総会

1.開催日: 平成24年10月27日(土)

2.会 場: 一橋大学 国立西キャンパス(東京都国立市中2-1)本館3階31番教室

なお、上記事項に関するお問い合せは学会事務局宛にお願いいたします。

FMES第29回/JSSPRM第28回シンポジウム
講演者プロフィール

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・原山優子

ブザンソン大学理学部卒業、ジュネーブ大学教育学部博士課程、経済学部博士課程修了後、同大学助教授、経済産業研究所研究員を経て、東北大学大学院工学研究科教授。専門は科学技術政策、イノベーション論。2010年から経済協力開発機構(OECD)科学技術産業局次長として、イノベーション、科学技術政策、企業活動、情報通信政策、これらに関する統計分析について担当。2013年3月から総合科学技術会議常勤議員。

・辻野晃一郎
http://www.alex-x.com/about/founder/koichiro-tsujino.html

・長沢伸也
早稲田大学理工学部卒業、同大学大学院理工学研究科修了。工学博士。立命館大学経営学部教授などを経て、2003年より現職。
2012年より早稲田大学ビジネススクールMBAラグジュアリーブランディング系モジュール(LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン寄附講座)責任者、早稲田大学ラグジュアリーブランディング研究所所長。専門はデザイン&ブランドイノベーション・マネジメント。

・一村信吾
1982年工業技術院電子技術総合研究所入所。同所極限技術部で研究開発に従事。
独法化に際して、産総研設立準備本部の戦略企画調整チームリーダー。
産総研に移行後は、企画本部、研究ラボ長、研究部門長を経て2007年2月理事就任。2012年4月から現職。

・鈴木 學
1972年 東大経済学部卒業、日立製作所入社。
官公庁向けの営業などを経て、1986年からは、ほぼ一貫して鉄道事業を担当。
2005年 執行役常務、電機グループ長 兼 交通システム事業部長。
2009年 社会・産業インフラシステム社 社長。
2011年 技監。